つれづれなるままにたかはし

筆者たかはしの他愛も無い日常

ピルのこと(その2)

ピルのお話し、つづきです。

 

今回は排卵痛について。

 

排卵痛は毎月の事では無かったけれど、忘れた頃にやって来たと思えばとてつもない激痛でした。昔、あまりの痛みにさすがにびっくりして翌日病院に行った事があるんですが(その時はまさか排卵が原因だとは思ってなかった)、どうやら女性の身体は、排卵時、大量の出血を伴う事が稀にあるらしく、その時はそれが痛みの原因でした。

 

排卵とは、卵巣の中で育った卵子が卵巣の壁を破って外に出て来る現象。その際、誰しも少しは出血してます。とは言え、卵子の大きさはコンパスの針でぷちっと紙に穴を開けた程度のものなので通常はほんとにほんとにほんっとにちょぴっとの出血で済むのですが、稀にいつもより激しく壁をぶち破る事があるらしく、そうすると当然卵巣は大きく傷付き、そこから大量に血が出ます。

 

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※画像はイメージです

 

これを卵巣出血と言います。


卵巣から出た血はお腹の中に流れ、溜まって、やがて自然と身体に吸収されますが、それまでが超絶痛いんです・・・。
私はこれまで数回、痛みを伴う排卵を経験してますが、1番酷かった時は(前述の病院行った時)まず便秘のような下腹部の違和感があり、その数時間後には腹部の激痛、腰痛、下半身全体の痺れが同時に来ました。

結局その日は殆ど眠れませんでした。
そのくらい痛かった。

翌日お医者さんから詳しく説明を受けて初めて知った卵巣出血。かなりの量の出血をしていたみたいで、先生からも「これ相当痛かったでしょ?」と言われました。

 

えぇめちゃくちゃ痛かったですとも…。

 

腰痛と下半身の痺れは出血により腹部周りにある神経が圧迫されたせいだろうとの事。ちなみに、ほんっとうに大量に出血してその血が止まらない場合、最悪ショック死してしまう事もあるそうで実際に亡くなった方もいらっしゃいます。これは健康な人にも起こるので、私だけ特別とかじゃなく、誰でもある日突然起こる可能性があります。
原因はまだはっきりとは分かっていませんが、排卵時にたまたま腹部に衝撃を受けたとか、お腹に強い力を入れてしまったとか、激しいSEXをしてしまったとか、日々のストレスだとか言われてます。

さて、私はと言うと…。

その日は普通にデスクワークをし、帰宅途中にいつものスーパーで買い物をして、帰って来て鍋を作って食べ(この辺でちょっとお腹に違和感を感じ始める)、風呂に入り、トイレに行き(ここらで痛みが出始める)、…その後いつも通りに布団に入ってから朝までひたすら激痛でした。

特に大きなストレスを感じていた時期でもなく、お腹をぶつけたり、重い荷物を運んだりした訳でもなく男女の営みもなく。心当たり全く無しの状態から突然だったので、やっぱ原因不明なんだと思います。

 

 

これまでの人生で私も様々な病気や怪我を経験してますが、1番痛かったのがこの時の卵巣出血でした。無麻酔で行なったレーザー手術なんかより全然痛かったです。当然ここまで来るともう飲むタイプのボルタレンなんか効かないので、ボルタレン座薬ぶっ込んでました(成分量が飲むタイプの倍)。

 

次の更新は、そんな痛みばかりと闘う人生だった私が、ピルを知り、新しい1歩を踏み出したお話しです。